PNP4Nagiosのグラフ表示について [nagios]
PNP4Nagiosを利用して様々なデータのグラフを表示することが出来ます。しかし場合によって、デフォルトのグラフをカスタマイズする場合があります。そのためにまず、様々なグラフを表示する仕組みについて確認します。
ソースはこちらです。
例えば、localhost上でhttpというサービスのグラフを表示させるとき、PNPは/usr/local/pnp4nagios/var/perfdata/localhost/http.xmlというXMLファイルを探し、そのファイルの内容を読み取ります。
XMLファイルは自動的に作成され、特定のホストとサービスについての情報をそのファイルに書き込みます。ヘッダーにはプラグインと性能データについての情報を格納します。その中に記載される、そのXMLタグ<TEMPLATE>によってグラフに使われるテンプレートかどうか特定します。
例)http.xml<TEMPLATE>check_http</TEMPLATE>
<TEMPLATE>タグに囲われた文字列check_httpをもとにPNPはテンプレートファイルcheck_http.phpというファイルを以下の順序で探します。このテンプレートファイルがグラフ表示のためのファイルになります。
次にこのcheck_http.phpというファイルを以下の順序で探します。
/usr/local/pnp4nagios/share 配下
1. templates/check_http.php
2. templates.dist/check_http.php
3. templates/default.php
4. templates.dist/default.php
1のディレクトリにcheck_http.phpというファイルが見つかれば、そのテンプレートファイルを利用します。どのディレクトリにもファイルが見つからなければ、4のtemplates.dist/default.phpが使われます。
/usr/local/pnp4nagios/share/templates.dist/配下には多くのテンプレートファイルが格納されています。
これらのファイルをベースにしてカスタマイズしたグラフを作成することが出来ます。
以上、基本編でした。
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