チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る [書]
良書。
地球温暖化について非常に丁寧に書かれている。
地質学、天文学、物理学等々様々な学問、技術が組み合わさり科学が進歩し
古代の地球の状況から現在までつづく事実を紡いできた事が分かる。
そもそも、温暖化を語るときに数万年前の気温がどうして分かるのかという基本的なことから丁寧に説明してくれる。中学生くらいでも理解出来るほどに易しく解説が加えられているから読みやすい。
本書には筆者の科学者として、先人の気の遠くなるほど膨大な作業の積み重ねがあってこそという尊敬と感謝の念を感じる。
恥ずかしながら温暖化の原理を良く理解していないことを本書によって知ることが出来た。
温暖化には欠かせない二酸化炭素がなぜ悪役なのか、そして温暖化の真の恐怖とは何なのかは本書で述べられている。
温暖化の仕組みとしては、8章の海洋深層水の影響がすごく興味深かった。欧州が温暖化対策に熱心な理由もこのメカニズムからすれば最も影響を受ける地域だということからも納得である。
地球温暖化について非常に丁寧に書かれている。
地質学、天文学、物理学等々様々な学問、技術が組み合わさり科学が進歩し
古代の地球の状況から現在までつづく事実を紡いできた事が分かる。
そもそも、温暖化を語るときに数万年前の気温がどうして分かるのかという基本的なことから丁寧に説明してくれる。中学生くらいでも理解出来るほどに易しく解説が加えられているから読みやすい。
本書には筆者の科学者として、先人の気の遠くなるほど膨大な作業の積み重ねがあってこそという尊敬と感謝の念を感じる。
恥ずかしながら温暖化の原理を良く理解していないことを本書によって知ることが出来た。
温暖化には欠かせない二酸化炭素がなぜ悪役なのか、そして温暖化の真の恐怖とは何なのかは本書で述べられている。
温暖化の仕組みとしては、8章の海洋深層水の影響がすごく興味深かった。欧州が温暖化対策に熱心な理由もこのメカニズムからすれば最も影響を受ける地域だということからも納得である。
温暖化のスイッチが入る前にできることは何なのか、求められるのは節電ではなく、イノベーションだと思う。
コメント 0