色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [書]
GW中にゲットして村上春樹の「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」読んだ。
前半のまどろっこしさに躊躇しつつ、読み進めて、いざ巡礼の旅が始まってからは割とスムーズに読めた。
個人的には「1Q84」のほうが面白かった。
以下、ネタバレ含みます。
孤独を感じる部分については程度の差こそあれ、誰しも感じたことがあるだろう。つくる君はたいそう凹んでますが、新しい環境に適応できないことが孤独感を増幅してる気がする。
また、高校時代の友人を訪ね歩く旅を巡礼として回ってますが、学生時代の友人が社会人になってから変化した様を社会人なら同じように感じる部分は多々あるだろう。
自分も30の頃に高校の同窓会に参加した際には少なからず変化している同級生を観て驚き、楽しんだものだ。
名古屋という地元に近い土地柄もまた、親近感を感じさせた。
全体的に結局何なの?という感じが拭えないのだが、何回か読み直すとまた印象が変わる気がする。
それが村上春樹的と言うことなのだろうということで雰囲気出てます。
雰囲気を味わいたい方はこんなのあります。
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